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貧血といわれたことはないですか?

貧血と診断された女性の方を調べてみると、過多月経(生理の量が多い)を原因とした貧血の方が多くみられます。過多月経の原因となる病気としては子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮内膜増殖症といった良性疾患であることが多く治療が可能です。子宮の内腔に子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどがあると受精卵が子宮内膜にたどり着いたときに、子宮内膜ポリープや子宮筋腫が邪魔をして着床できない(着床障害)ことがあり不妊症の原因となることもあります。

子宮筋腫

子宮筋腫は成人女性で、月経がある年齢層に見つかる場合がほとんどです。一般には成人女性10人中2〜4人に子宮筋腫があるのではないかと考えられており、またごく小さな筋腫まで詳しく調べれば、ほとんどの成人女性に筋腫があるのではないかと言われています。子宮筋腫はありふれた病気なのですが、貧血になるほどの過多月経、おしっこが出にくくなるなどの圧迫症状のある大きなもの、子宮の内腔に発生し(子宮粘膜下筋腫)過多月経や不妊の原因となっていると考えられた場合は治療対象になります。

子宮内膜ポリープ

子宮の中に出来る良性の腫瘍(ポリープ)です。不正出血や過多月経のほかに不妊の原因となることがあります。

子宮内膜ポリープ
子宮の内腔には、子宮内膜という細胞の集団が子宮内腔を覆うように存在していて、毎月増殖と剥脱・出血(=生理)を繰り返しています。この子宮内膜が増殖しすぎた状態が子宮内膜増殖症です。多くの子宮内膜増殖症は良性の病気でホルモンバランスの異常が原因でホルモン治療が可能ですが、時に悪性の性質を持つもの(子宮内膜異型増殖症)がありますので診断には子宮内膜細胞診で異常がないことを確認することが必要です。症状としては不正出血や過多月経、生理痛が挙げられます。
これらの病気の診断には一般的に画像診断として超音波検査、CT、MRI、子宮鏡検査が用いられますが、子宮の内腔の状態を確実に診断するには子宮鏡検査が役立ちます。当院では最新の子宮鏡を用いており、痛みがほとんど無い検査が可能となりました。

【解説】
真田病院
医長 児玉 一郎

■医学博士
■日本産科婦人科学会認定医 
■母体保護指定医
■麻酔科標傍医
■日本更年期医学会 幹事 評議員
■婦人科骨粗鬆症研究会 幹事
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真田病院 産婦人科/リハビリ科/外科/整形外科/内科
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